僕の祖母の孫の僕(^^)

カイコ日和

カイコのように静かに生きてます。月曜日生まれです。漫画好きです。

おしゃれ髭の人って、伸ばす期間はどこかに隠れてるんですか?

f:id:sumikoiman:20190911203613j:plain


髭の再生力を知ったとき

僕は今、21歳を過ぎたあたりだ。まだまだ若いし、まだ社会にも出てないガキだが、小学生のときから比べると、自分も十分変化しているのが分かる。

 

小学生のころは、虫は平気で触れたし、スーパーサイヤ人にいつかなれると思っていたし、1番面白い単語は「うんこ」だった。それが今では、カマキリですら苦手になったし、クリリンにさえなれないし、「うんこ」は4番目くらいに降格されたしで、これらが良い変化か悪い変化かはわからないけれど、自分も大人に近づているのを感じる。おそらく死ぬ頃には「うんこ」がおもしろ単語ランキングでランク外になり、「ナックルカーブ」あたりの単語が1位になっているのだろう、と思う。話が逸れたが、とにかくそういう自分の変化に気づくたびに、驚くことが多い。

 

その変化の内の1つが髭だ。多分男性としては若干遅い方だと思うが、1年前の20歳くらいから髭が顎や口周りで目立つようになった。それに気づいたときは

 「ああ、そっかぁ、髭って生えるねんなぁ」

と、アホみたいに当たり前な感想が湧いた。そこからちょくちょく髭剃りをするようになった。しかし、しばらくたってあることに気づいた。

 「え、髭生えるの早くないか」

昨日髭を殺したはずが、アンダーグラウンドに沈めたはずが、次の日にもう地上にカムバックしとる!何度引退宣言をしてもすぐに撤回して戻ってくる宮崎駿かのごとく、次の日には平然と生えている。いや宮崎駿はまだ多くの人が待ち望んでいるから良いとしても、髭は望んでないのにカムバックだからたちが悪い。僕は髭の再生する早さに驚くとともに、自分が知らないところで世の中の男性がこのスピード感の髭と付き合っていたことに、感心した。

 

 なら引退宣言しなければいい

しかしこの髭の魔の手から逃れられる方法が2つあることに僕は気がついた。1つが永久脱毛だ。だがこれは金と手間がかかるので初手としてはあまり良いとは言えない。そう、初手としては「伸ばす」がベターだろう。

 

皆さんの周りにも1人、いや複数人はいるだろう、supremeの白いTシャツを着て、つばがまっすぐの黒い帽子を被っていて、そして髭がおしゃれに生えてる彼ら。僕は彼らになりたい。だって彼らになれば髭をプラス要素に変えられるから。宮崎駿もそもそも引退宣言をしなければ撤回することもなくなるから、という理論だ。しかし宮崎駿も髭はボーボーなので、こと髭に関しては引退宣言をしていない。彼を例えに出したせいで話がややこしくなっているので、宮崎駿のことは新作がでるまで忘れることにしよう。

 

とにもかくにも僕はおしゃれ髭を目指すことに決めた。

 

伸ばしてる間はどうすればいいのか?

髭を伸ばし始めて、4日、5日が経った。ふいに思う。

「これは割と時間かかるやつやな?」

前述したことと矛盾するようだが、正直おしゃれ髭のレベルにするには髭の成長速度が少々物足りなく感じる。まあ人間というのは、お母さんが授業参観に来ればうざく感じるし、来ないとそれはそれで少し寂しくなるということからも、常に何か相反するものを抱えて生きているというのは明らかだろう。だからまあ、時間がかかるのは我慢して、ここは焦らずじっくり生やそうじゃないかと考えていた。

 

しかし時間がかかるという問題よりも大きな問題が浮上。当たり前だが髭を伸ばしている期間は髭が伸びている。しかも髭が無造作に伸びている。これはとてもだらしない。そう、おしゃれ髭へと続く道を歩いている間の状態が最もおしゃれじゃないという、なんとも皮肉な状態だ。この髭のままで外に行かなければならないのか、と苦悶の日々が続いた。

 

でも驚くことに僕は今までそんな、髭が剃られてもおらず、かつおしゃれでもない、おしゃれ髭途中の人に会ったことがない。何でだろうと、僕は不思議でたまらない。髭を完全に剃っている人と伸びきっているいる人はいるのに、その途中髭の人がいない。途中式がないのだ。計算結果しか載せない解答みたいなものだ。ヒヨコとニワトリの間の状態を見たことがないのと同じだ。その間はどこにいるんだ?supremeTシャツでまっすぐ帽子な彼らは根っからのおしゃれなのでそんな無造作な髭を人前にさらすはずが無い。さてはあれだな、なんかそういう途中髭のやつらだけが入れるシェルターみたいなのがあるんだな?国ぐるみで隠してんだな?僕も入れてください。。マジで。そういうシェルター見つけた人は僕にご一報ください。